えほん

今まで制作した絵本を紹介しています
(掲載している絵本のいくつかは、現在販売されていないものもあります。)


▲「ほんのにわ」2018年発刊 偕成社 ¥1400+税

庭師の父がのこした本のあいだから出てきた1枚の写真。そこには「ほんのにわ」という不思議な庭が写っていた。同じ庭師になった息子が、やっと探しあてた「ほんのにわ」とはいったい?

ほんのにわ」は2021年、中国でも発売になりました。中国での題名は「パパの秘密

▲「パウルのスケッチブック」2018年発刊 BL出版 ¥1300+税  

だれでも苦手なことがある、だれでも好きなことがある……だから みんなといるとおもしろい!

だれもが必要、だれもが大切…

↑水彩で描いた絵本のなかに登場する、クレパスで描いたオムライスの絵。これは主人公パウルが描いた絵…という設定。それにしてもクレパスで描くのはむずかしい! となりの色がまざってしまうし、いろのカス?のようなものがあちこちに残る。クレパスが苦手だった小学生の頃の記憶がよみがえる。学年が上がって、水彩絵の具を使えるようになった時のうれしさを思い出した。

ワニくんのおおきなあし」1985年初版発行 BL出版 ¥1300+税 

↑初版(左)と第26版(2016年) 大阪国際児童文学振興財団主催・第1回ニッサン童話と絵本のグランプリ・絵本大賞受賞作品。思い出深い最初の絵本。

▲ワニくんシリーズ


ワニくんのいえ 
[ワニくんシリーズ第13作] 

BL出版  ¥1300+税

ワニくんの家は、すっかりくたびれて…雨がふるともうたいへん!新しい家に引っ越そうと探しはじめますが…

どれもヘンな家ばかり!

ワニくんのお気に入りのおうちは見つかるのでしょうか?


ワニくんのアップルパイ
[ワニくんシリーズ第12作] 

BL出版  ¥1300+税

ふとアップルパイが食べたくなったワニくん。でも買いに行ったお店のアップルパイは売り切れ!しかたなく自分でつくろうと決心します。スーパーで材料を買い、レシピをたよりに作りはじめますが・・・。ワニくんは無事アップルパイが食べられるのでしょうか?

[ワニでもつくれるアップルパイ]のレシピつき!


ワニくんのふしぎなよる
 [ワニくんシリーズ第11作] 

BL出版  ¥1300+税

宇宙人ってほんとにいるのかなぁ?望遠鏡で空を観ていたワニくんの前に現れた・・・・・・。いきなりへやに入ってきてしたい放題!さすがに人(鰐)のいい ワニくんももう限界。やれやれ・・・やっと帰って行ったよ!でも・・・・!

[宇宙語解読表]つき!


ワニくんのTシャツ
[ワニくんシリーズ第10作]   

BL出版  ¥1260+税

ワニくんがいつも着ているブルーのボーダーのTシャツ。もちろんちゃんと洗濯しているよ。同じものを何枚も待っているんだ。でも汚れたり、破れたり、絵の具がついたりしてTシャツが一枚もなくなったワニくん。どういうわけか(いまのはやりじゃないのかな)どこにも売っていないんだ。街中、そして遠い崖の上まで探しに行くけどみつからない。失踪中の児童文学者、鰐野権三郎氏も登場します。


ワニくんのイス
 [ワニくんシリーズ第9作]     

BL出版  ¥1260+税

すわり心地のいいイスに腰掛けて、おいしいお茶を飲みたい。ワニくんはじょうずに自分にぴったりのイスをつくります。さあお気に入りのイスでティーブレイク・・・とおもったら・・あれだれかが先に座っているよ。やれやれ・・・まただれかが・・・ぼくのイスなのにね。ワニくんがやっと座れるようになったときはもう雪がちらほら。思いがけない人まで座りに来たんだ。 


ワニくんのむかしばなし
 [ワニくんシリーズ第8作]   

BL出版  ¥1260+税

「竜の伝説」という分厚い本を市立図書館から借りて読んだワニくん。ひょっとしてぼくも本当は竜かもしれないとおもって背中を見たらなんと羽が!? ぼく本当は竜だったんだ!。戸惑うまもなく気がつくと空を飛び口からは炎が・・・ワニくんの出生の秘密がいま解き明かされます。


ワニくんのひるねの木
 [ワニくんシリーズ第7作]   

BL出版  ¥1260+税

ワニくんの大好きなおひるね。でも、おひるねするにはあの木の上でないとだめなんだ。 あの枝の微妙なカーブでないとね。きょうもおひるねしようと木にやってきたワニくん。でも木がありません。あの木がなくなるなんて、ぼくこれからどうすればいいの?あの木に代わる木を探し続けるワニくん。でもやっぱり代用品じゃよく眠れません。裏表紙は3Dになっています。平行眼で見てくださいね。

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ワニくんのえにっき
[ワニくんシリーズ第6作]   

BL出版  ¥1260+税

夏休みをのんびりお船のおうちですごそうと、がんばってお船をつくったワニくん。お絵描きしたり釣りをしたり・・・すてきな夏休みが始まりました。でもとつぜん嵐がやって来て、あれあれ川に浮かべたボートはどんどん流され、たどり着いたのは海!ワニくんは無事におうちに帰れるのかなあ。色鉛筆でつづるワニくんのひと夏の冒険絵日記。

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ワニくんのながーいよる
 
[ワニくんシリーズ第5作]   

BL出版  ¥1260+税

こわ~い映画(CROCODILE ZOMBIE)を観てしまったワニくん。帰り道からこわくてしかたありません。おまけにワニくんの家ってなんだかこわ~い。トイレに行くのもこわいのでがまん。はやく眠ろうとしますが・・・。ワニくんにさわやかな朝はくるのでしょうか?。ところでクロコシティ-ではいまでもCROCODILE ZOMBIEを上映しているそうです。


ワニくんとかわいい木
 [ワニくんシリーズ第4作] 

BL出版  ¥1260+税

ワニくんの家の床のすきまから生えてきた小さな木の芽。とってもかわいくて水をあげたりお日様をあてたり。でもいつのまにか小さかった木はすくすく育って大木に。すっかり木に占領されたワニくんのおうち。とっても不自由な彼はある決断をしますが・・・ある日の新聞記事を見て・・・。シマフクロウの福島さんが新聞(Dairy Crocodile)に登場します。


ワニくんのレインコート
 [ワニくんシリーズ第3作]  

BL出版  ¥1200+税

赤いレインコートを買ってもらったワニくん。とってもお気に入りです。でも雨がふりません。天気予報はあしたもあさってもず~と晴れ晴れ晴れ!ワニの福井敏夫さんもでてます。よ~し、こうなったら・・・雨を求めてどこまでも。でもやっぱり雨はふらないんだ。シリーズ中いちばんあどけないワニくんの姿を見ることができます。


ワニくんのめざましどけい
[ワニくんシリーズ第2作] 

BL出版  ¥1200+税

なぜかワニくんのあたまに住みついた1匹の小鳥。なぜ?どうして?ぼくのあたまに?学校でも映画館でもお風呂でも、その鳥のじゃまなことといったらありません。おまけに朝早く鳴きだすんだもの。ワニくんに自由の日は来るのでしょうか?ワニの久米宏さんも登場。丸山印刷さんの技術が冴える一冊です。


ワニくんのおおきなあし
 [ワニくんシリーズ第1作] 

BL出版  ¥1160+税

みんなよりウンと足の大きなワニくん。なんとか小さくしようと涙ぐましい努力をします。「かみさま あしためがさめたら あしがちいさくなっていますように・・・」ねがいはとどくのでしょうか?大きなあしのおかげでワニくんのこころのドアがそっと開きます。 

▲「ワニくん ちいさいえほん」」2018年発刊 偕成社 ¥1400+税

持って外出しやすいポストカードサイズのミニ絵本。「ワニくんのおおきなあし」と「ワニくんのめざましどけい」の2種類。それぞれの英語版も。(翻訳:H.Rebecca Teele)

▲「チョコレートをたべたさかな」1989年初版発行 BL出版 ¥1000+税

CAUTION!   IT'S SWEET, BUT SO BITTER.

幸せに暮らしていた1匹のさかな…ある日 少年が落としたチョコレートのかけらを食べた時から、運命が変わります。

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「四角い円」実在するか

チョコと魚の寓話に学ぶ  

「ぼくは さかな…」  その魚は一人称で語りはじめます。

「みずのなかを ゆらゆら すいすい。まいにち まいにち ゆらゆら すいすい。

せせらぎに みを まかせ… どこに いこうと ぼくの じゆう。  

つりばりに きを つけてあみを くぐりぬけてさえ いれば 

さかなって いうものは なかなかいいものだ…と ぼくは おもっていた」  

ところが、ある日、少年が落とした茶色の小さなカケラをパクッと食べたときから彼の生涯は一変します。  彼は語り続けます。

 「そのときから…ぼくは さかなで いることが つらくなったんだ。

ちゃいろの カケラは それほど おいしくて ぼくを うちょうてん にさせた。

ひるも よるも…どこにいても…そのあじが わすれられなかった」  

そうして、お魚くんは、長い長い間、その小さなカケラを待ち続けますが、それを口にするチャンスはめぐってきませんでした。夏が5回過ぎ、6回目の冬が来るころ、死んでしまいます。

 「それから……どれくらい ときが すぎたのだろう。

きがつくと ぼくは 少年だった。チョコレートの すきな 少年だった。

あるひ そのカケラがひとつ ぽろりと みずに おちたけれど 

その カケラをたべた さかなが いたなんて ぼくは ちっとも しらなかった」  

これは、宮崎博和という人が書いた「チョコレートをたべたさかな」という絵本からの抜粋です。哲学や物理学などの授業でも使えそうな、とても奥深い内容のお話です。実際、私自身、この話から宇宙論の講義を始めた経験が何度もあります。  さて、現代人の寓話(ぐうわ)ともとれるこの話は、自己と他者の関係を考えるのに、実に深い示唆を与えてくれます。人のせいだと思っていたことが、実は原因は自分にあったという反省、あるいは、人のために、ということが、結局、自分のために……という形で戻ってきたり、一方では、自分では知らないうちに他者に影響を与えてしまっていることの怖さ、さらに想像をたくましくすれば、限りない欲望のコントロールをするためのヒントや人間関係など、昨今の環境問題を含めて、すべてを人のせいにしたがる世情への警告ともとれる内容です。  これまでの連載を通して、立場によって、物事のあり様が異なること、善、悪の判断でさえも逆転することが世の常であるなどとお話ししてきました。それらを矛盾としてではなく、真実の両面であると考える寛容さが必要だともお話ししてきました。西洋の合理主義の立場からいえば、「四角い円」は実在しません。しかし、それを「四角い円は存在しえないものとして実在する」と言い換えたらどうでしょうか。少しばかりニュアンスが違ってきますね。  東洋独特の多元論的見方です。実は、物事の存在を確かめるためには、それに対しての働きかけが必要です。ところが、その働きかけが相手の状態を変えてしまうことがあります。認識の難しさは、見る側と見られる側との共同作業だという点にあります。  

そこでうかがいますが、あなたにとってのチョコレートは何でしたか?

◇佐治晴夫博士のプロフィル  

理学博士。鈴鹿短期大学学長。東京生まれ。東京大学物性研究所、玉川大学教授などを経て04年から現職。量子論的無の“ゆらぎ”からの宇宙創生理論のほか、NASAのボイジャー計画やE.T.(地球外知的生命)探査にもかかわっている。また、パイプオルガン演奏で始める宇宙論講義や天文台で“真昼の星”を見せるなど文系・理系の枠を超えた教育の実践でも知られる。「宇宙の不思議」「宇宙はすべてを教えてくれる」「夢みる科学」「からだは星からできている」など著書多数。

〔三重版〕 毎日新聞 2008年9月3日 地方版

▲「おくりもの」 1996年初版発行 クレヨンハウス ¥1200+税

だいすきな人への「おくりもの」をさがして旅にでたぼく。ぼくがおくりたいものは そこらへんにあるものじゃない。 お金をだせば買えるというものでもない。絵にも言葉にもできない たとえば…こんなもの。え~!? 絵にも言葉にもできないものを絵本にできたのか? 町はずれのおもちゃ屋さんで売っているものはいったい?

↑左から「ちきゅうになった少年」フレーベル館・「猫の預言者」BL出版・「LEVEL4」BL出版 

▲ずぶろく園 ずぶろく園2

実業家、天王屋図夫六は50歳の誕生日に冒険家として生きることを決意。その冒険の途上で出会ったふしぎな生き物たちを紹介した絵日記風冒険記録。

↑「ずぶろく園2」に登場する『はにわん』。月夜の遺跡で、足りないかけらをさがしてさまよう埴輪の亡霊。すべてのピースがそろうと出なくなるようだ。飛鳥京跡あたりでよく目撃されるという。

↓同じく「ずぶろく園2」に登場する『オパール星人』。美しい眼を持っているがゆえに、悲劇の運命をたどることになった、異星人。ずぶろくさんも、彼の身の上話に涙したそうだ。

▲「ゆっくりむし」2003年発刊 ひかりのくに ¥1200+税  

あるあさ ゆっくりむしはかんがえた「そうだ おさんぽに でかけよう」ゆっくりゆっくりかんがえるゆっくりむし でかけたときは よるだった。 どこまでも ゆっくりなゆっくりむし。ゆっくりむしのいくさきは? 

▲「クマさんのドーナツ」2006年発刊 ひかりのくに ¥1200+税  

あるあさめがさめた クマさん ふとおもった「ドーナツがたべたい!!」 ところがこのクマさん、とんでもないわすれんぼう。じぶんがたべたいものをわすれてしまって… 

▲「ひるねむし」1998年発刊 ひかりのくに ¥1200+税  

あるところに ひるねをするために うまれてきたむしがいたよ… 「おひるね おひるね このよで おひるねほど すてきなものはない!おひるねがいちばん おひるねはさいこう おひるねは ぼくのすべて…」いろんなところでおひるねするひるねむし。 ひるねむしにはどうしても、おひるねしてみたい場所があったよ…

▲「かいじゅうポヨ~ン」「ゆめどろぼう」「ムニュ」PHP研究所  ¥1200+税 ¥1117+税 ¥1120+税

▲「おばけファクトリー」 旺文社 2000年発刊 ¥1236+税 

天才科学者ゴースト博士と、おばけのオービーの奇妙な友情物語。

▲もじのだいぼうけんシリーズ

宮下すずか・さく みやざきひろかず・え

偕成社 定価1200+税

①ひらがなだいぼうけん(椋鳩十 児童文学賞受賞作品) ②カタカナダイボウケン ③すうじだいぼうけん

よる、どこからか ひそひそばなしがきこえてきたら、

それはきっと、ひらきっぱなしの本から とびだしてきた

もじたちのこえです…

あんまりすてきだったから

くどうれいん/作 みやざきひろかず/絵 ほるぷ出版 2022年6月発刊 ¥1400+税

歌手の歌声があんまりすてきだったのでお手紙を書いたこんちゃん。うれしい気持ちがどんどん伝わり遠くまで広がっていきます。くどうれいんさん初めての絵本。